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小型化が進む「耳かけ型」は現在の主流のスタイル:補聴器の種類と特徴

  • 公開日:2017.12.22
補聴器 技術
補聴器

一般的に広く使われている補聴器には、大きく分けて「耳かけ型」と「耳あな型」の2種類があります。耳かけ型は性能の向上による小型化が進み、デザインのバリエーションも増えていることから人気が高く、現在主流の補聴器の一つとなっています。耳かけ型について詳しく見ていきましょう。

耳の後ろや上にかけ、イヤーモールドなどを通して聴く

耳かけ型補聴器は、耳の後ろまたは上にかけて装用します。補聴器で増幅された音は、本体に付いているチューブと、その先に付いている既製の耳せん(イヤピース)や、自分の耳の形に合わせてオーダーメイドで作る耳せん(イヤモールド)を通して耳の中へ届けられます。耳せんやイヤモールドと本体を接続するチューブは、定期的な交換が必要です。

マイクとスピーカーの位置が近いとハウリング(補聴器から発生するピーンといった音が)という現象が起きてしまう危険性があるのであまり大きな音が出せませんが、耳かけ型補聴器ではマイクとスピーカーの位置が離れているので、比較的大きな音を出すことができます。スピーカーを含む繊細な電気部品は補聴器本体内に内蔵されているため、補聴器の故障につながる水分や耳あかなどの影響を受けにくいというメリットもあります。

耳かけ型は主に、従来からある「BTE(ビーティーイー)」と、それよりひと回り小さい「ミニBTE」、現在人気を博している「RITE(ライト)」ややはりサイズを小さくした「ミニRITE」の2タイプに分けられます。

BTE(ビーティーイー)

誰もが扱いやすい標準サイズの耳かけ型補聴器です。製品構造が丈夫で、軽度から重度までの幅広い聴力レベルのユーザーに対応できます。

オーダーメイドで作成するイヤモールドは、耳の形状が変わるなど変化が生じた場合には作り直すことが可能です。

BTEは、製品が丈夫で扱いやすいことなどから、子供たちにも幅広く使用されています。子供たちの耳の成長に合わせてイヤモールドの交換は必要です。メーカーによって、子ども用の補聴器では、周囲から動作状況が確認できるLEDライトを備えたものもあります。

ミニBTE

BTEよりひと回り小さく、耳の後ろに隠れて目立ちにくい補聴器の1つです。軽度の難聴の方では、本体に極細のチューブを付けて装用することもできます。音はこの極細チューブを伝わって耳に届きます。チューブの先には、やわらかい耳せんを付けて使用します。サイズ小さなミニBTEであっても重度の難聴にも対応できるようさまざまな耳せんの種類も充実しています。人気が高いタイプの一つです。

RITE(ライト)= 外耳道内レシーバー補聴器

外耳道に補聴器を装用する耳あな型とここまでご紹介した耳かけ型それぞれの利点が組み合わされた補聴器がRITEタイプの補聴器で、現在もっとも主流となっているスタイルの1つです。増幅された音を出すスピーカーを耳の中(外耳道)に入れて装用することから、「外耳道内レシーバー」や「RITE(ライト)」とも呼ばれます。

スピーカーと本体は細いワイヤーでつながれており、耳穴のより鼓膜に近いところに直接音を届けます。鼓膜の近い場所で音をとらえることでより高い音質が得られます。

RITEタイプの補聴器は軽度から高重度難聴のユーザーが使用できます。ほとんどの電子部品が補聴器本体の中に納められているため、かなり小さいサイズの製品も実現が可能です。髪の毛や肌の色に合わせた目立たない製品から、デザインを重視した華やかなカラーの製品まで、バリエーションも豊富です。

RITEタイプは、耳かけ型の中では最も閉塞感が少ないですが、ミニRITEやデザインを重視した小さいタイプのミニRITE補聴器では電池交換時などに手先の器用さが必要になる場合があります。また、耳漏(じろう)があるなど耳の状態によっては、装用が適さない場合もあります。

いずれの補聴器もまずは聴力や耳の状態などを正しく把握したうえで購入いただく必要があります。現在の聞こえの状況について正しく理解するためにまずは耳鼻科医へご相談ください。補聴器については、お近くの補聴器専門店へご相談いただくことも可能です。

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    ヘルシーヒアリング編集局

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