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赤ちゃんに音痴はいない?:音の雑学

  • 公開日:2021.01.20
雑学コラム
赤ちゃん

今日も世界中で赤ちゃんが元気な産声を上げていることでしょう。ところで、そんな赤ちゃんの産声に着目した研究が行われたことがあるのだとか。それによれば、世界中の赤ちゃんの産声の音程は共通して「ラ」の音だそうです。人種に関係なく産声が同じ音なのはとても不思議ですね。今回は産声をはじめとした赤ちゃんと音の関係についてのお話をお届けします。

どんなに練習してもカラオケで音を外してしまうという人もいると思いますが、人間はもともと絶対音感を持っているんじゃないかという説があります。

その根拠として、赤ちゃんが誕生した時の第一声となる産声は、人種や性別はまったく関係なく全世界共通で「ラ」(440Hz)の音なのです。

これは昔から多くの学者によって研究されているものですが、最近の研究では耳では感じ取れないほどの差異として、ドイツ生まれの赤ちゃんの産声は少し低く、フランス生まれの赤ちゃんの産声は少し高いことが報告されています。赤ちゃんは妊娠7ヶ月頃からお母さんの話している声を聞いていると言われ、その時に聞いた言語によって高低差が生じるのではないかと考えられています。

この赤ちゃんの発する「ラ」の音は人類にとって基準となる音で、オーケストラの音合わせもオーボエが出す「ラ」の音を基準に他の楽器の音を合わせてから演奏が始まります。

楽譜などでは「ド」の音から始まりますが、アルファベットでは「ド」はCで表し、「ラ」はAとなり、もともと「ラ」が始まりの音だったのです。

昔から「赤ちゃんは泣くのが仕事」とも言われていますが、どうしても泣きやんでくれない赤ちゃんに苦慮するお母さんもいると思います。赤ちゃんは生まれたばかりの頃は喋ることも、見ることもできませんが、耳だけは発達しています。

その事もあって、特別な音を聞かせると赤ちゃんが泣きやむということはよく言われています。

ブラウン管テレビ

かつてはテレビの放送終了後の深夜に流れる、砂嵐と言われるザーッというノイズ音を聞くと泣いていた赤ちゃんがすっと泣きやむと言われていました。

これは赤ちゃんがお母さんのお腹の中で聞いていた心音や血液が流れる音に近いため、安心できるからだそうです。

ただしテレビ放送がデジタル化された現在はこの砂嵐の音が流れなくなってしまい、そのワザを使うことも出来なくなってしまいました。

その代わりとして、スーパーなどのレジ袋をクシャクシャとさせた時の音でも同じ効果が得られるそうです。と言っても、最近はエコバッグの時代ですので身近にレジ袋のない方もいるかもしれません。

その場合はYouTubeなどで「安眠用」などの名目でアップされている「雨が降る音」が延々と流れるだけの映像がありますので、それで代用できます。

このようなテレビの砂嵐音、レジ袋音、雨の音、などは「ホワイトノイズ」と呼ばれている音です。

ホワイトノイズは大人でも安心して眠ることが出来る音として、いくつもYouTubeにアップされています。さらに仕事中や読書中に流すと作業に集中でき、効率がよくなるとも言われています。

ちなみに赤ちゃんがもっとも落ち着くのは、生まれる前から聞いていたお母さんの声です。そのためにお母さんの歌う子守唄で安心して眠る事ができるそうです。この時「音痴だから」と躊躇する必要はありません。そのことによって赤ちゃんが音痴になることはないそうです。

  • 記事投稿者

    杉村 喜光(知泉)

    杉村 喜光(知泉)

    雑学ライターとして、三省堂『異名・ニックネーム辞典』、ポプラ社『モノのなまえ事典』など著作多数。それ以外に様々な分野で活動。静岡のラジオで10年雑学を語りテレビ出演もあるが、ドラマ『ショムニ』主題歌の作詞なども手がける。現在は『源氏物語』の完訳漫画を手がけている。
    2022年6月15日に最新巻『まだまだあった!! アレにもコレにも! モノのなまえ事典/ポプラ社』が発刊。

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